このところ電子工作をやっていないけど、昔の作品でいまだ実用しているのがある。サンヨーの1チップIC、
LA1260を使用した短波受信機。キットや加工品を一切用いない完全自作である。

LA1260は高S/N比(FM 81dB、AM 53dB)、AM笛音妨害が少ない(入力100dB/mで笛音1%)、AM/FM出力端子が独立しているなど、多くの長所を有する自作派にはありがたいICである。
製作は12Vの電源部をACアダプタとして簡略化した。バリコンを使わずバリキャップを用いた電子チューニングにしたのがミソである。到来電波はFCZの7S9Mhzと可変容量ダイオード
SVC303Yで選局してICに入り、RF増幅後OSCの発振信号と混合してIF信号を得、これをIFTとセラミックフィルタでバンドパスしてIF増幅後に検波して低周波変換を行う。
LA1260はあまり外付け部品がいらない。回路の半分は音声増幅回路で、AF-380を使った単純なものを組んでいる。同調の指標にLEDの代わりに200μAのラジケータを付けている。上側ヘテロダインで受信周波数は5〜16MHzと、なかなかの広帯域である。
背面には電源プラグとアンテナ端子。

ケースはタカチのKB-3、なんでもボルト止めして徹底して頑丈に作った。

イヤホンジャック搭載。ファインチューニングにバリオーム(10kΩ)を2個付けている。バリキャップの電子チューニングとあわせ、安定した受信が可能である。

作ったのは10年くらい前だけど、性能に劣化は見えない。今日は久しぶりに短波放送聞いてみるかな。